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【仕入担当豆知識】知っていましたか?豚の祖先はイノシシなんです!

豚肉は飲食関係者が大変お世話になっている食材ですが、近年はイベリコ豚、チンタセネーゼ、マンガリッツァなど、海外産・国際産さまざまな銘柄豚が登場しています。

一口に「豚肉」と言っても、さまざまな味わいがあります。同じ品種、同じようなエサを食べても生産者や系統が変われば、別物といってもよいほど味が変わります。豚肉一つで料理の味が変化すると行っても過言ではない大変ポテンシャルの高い食材であります。今回のコラムでは、国内産の豚のルーツを探っていきます。

 

人間がイノシシを豚にした!?

「人間」と「豚」の出会いは「イノシシ」との出会いでもあります。少々分かりにくい話ですが、豚は野生動物ではありません。

豚は人間が野生動物のイノシシを家畜化した動物なのです――豚は人間が作り出した生き物なのです。人間と豚との歴史を紐解くと、新石器時代に遡ります。世界でいちばん古い豚の骨は、新石器時代の紀元前8000年頃のもので、中国南部桂林の洞窟から発見されました。

 

どのように作り出したのか?

最初は、狩猟生活をしていた人間たちは野生のイノシシを捕獲して食べていました。やがて農耕がはじまり、一つの土地にとどまって家を建てて暮らす生活になりました。すると、家の回りに残飯をもとめて頻繁にイノシシがやってくるようになりました。

人間たちはそのイノシシを捕らえ飼いならし、残飯を与える代わりに、必要な時に殺して食べるようになっていきます。こうしてイノシシは人間に飼いならされている内に、体つきや性格が変化し、豚になっていったのです。

イノシシが人間に飼われて食べて寝るという生活を続けてきたら、からだに脂肪がいっぱいつき、太ってしまったと言われています。ヨーロッパをはじめ、西アジア、中国などそれぞれの土地で起こり、その土地の古代人たちがイノシシを家畜化して豚にしていきました。

そのため、世界各地でさまざまな品種の豚が誕生しました。豚にはバークシャー種などのヨーロッパ産と、「金華豚」「梅山豚」などのアジアイノシシを祖先とするアジア種がいます。

日本ではヨーロッパ種がほとんどで、大きく育つ大ヨークシャー種とランドレース種が多く飼われています。最近は味がいいと評判の「黒豚(バークシャー種)」も飼育されています。

余談ですが、「家」という漢字は高床式住居を表す意味があります。むかし、高床式の家に住んでいた人間たちは、その床下に豚を飼い、人間の食べ残しを与えて食べさせていました。そういう暮らしぶりから「家」の文字が誕生したといわれています。

 

豚って本当はとってもキレイ好きな生き物です。

豚はもともと5~50頭が群れを作って生活する習慣があります。これはたくさんの頭数を一つの囲いの中で飼育するには便利な性格でした。豚は一度にたくさんの子を産みます。その数は10~20匹も。過去いちばん多い記録では中国種の梅山豚が32匹産んだという記録があります。

豚は人間と同じく雑食です。草や芋、どんくりなどの木の実、昆虫やミミズなど動物の肉も好んで食べます。なんでも食べる、好奇心いっぱいの生き物です。人間が食べ残した余り物で飼育するには大変適していました。

さらに、豚は人間の排泄物まで食べて始末してくれました。かつては世界各地で豚小屋と人間のトイレが同じ建物にあったこともありました。余談ですが、粗末で汚い部屋のことを「ブタ小屋みたい」と表現することがあります。実は豚は「食堂」「寝床」「トイレ」をきちんと区別して暮らすとってもきれい好きな生き物なのです

日本では縄文時代(紀元前1万~300年)の後期からニホンイノシシを捕獲して食用にしていたとようです。しかし、6世紀頃に仏教が日本に伝来し、肉を食べることが禁止され、沖縄以外では約1000年の間、豚は飼われていませんでした。

1609年にオランダと貿易がはじまり、長崎の出島で豚が飼われるようになり、明治時代には改良された数種の豚が輸入され、全国各地で豚が飼われるようになりました。

農家では母屋の脇に豚小屋を建て、納屋の隅を囲ったり、田畑の仕事がきつくなったお年寄りが残飯やくず米、ぬかなどで豚を飼ったりしていました。豚を育てて肉屋に買い取ってもらうためです。豚は人間の暮らしに寄り添って生きてきた身近な動物なのです。

 

まとめ

「イノシシ」と「豚」は、動物としては同じ種類なります。交雑して子供を産ませることも可能です。実際、イノシシと豚をかけあわせたイノブタという動物もいます。イノシシを飼いやすく、もっとたくさんの肉がつくように改良されたのが豚です。

豚は丁寧に育てると約370kgまで大きくなります。しかし、100kgを過ぎると、生まれてから半年ぐらいでお肉にされてしまいます。それに早く太らせるために狭い場所であまり運動させないように飼うことが多いそうです。

 

 

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