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【仕入担当豆知識】豚肉を食べる民族と食べない民族

外国人観光客がここ数年倍増しています。日本政府観光局によると、2013年に1000万人を超え、2015年には2000万人が日本に訪れたというデータあります。日本の企業は今や外国人観光客を喜ばすことを常に考えています。

飲食店も同様、いかにインバウンド(訪日外国人旅行)需要に応えるかが売上げアップの鍵を握っていると言われています。

訪日観光客。どこの国からが多いのか?

2015年の訪日外国人旅行者の国・地域別では、第1位「中国人旅行者(499万人)」、第2位「韓国人旅行者(400万人)」、第3位「台湾人旅行者(368万人)」、続いて香港人旅行者、アメリカ人旅行者、タイ人旅行者、オーストラリア人旅行者という順に。注目したいのが、9位に「マレーシア人旅行者」が入っています。

ムスリムの食事について

日本政府観光局 統計データによると、イスラム教を主要な宗教とするマレーシア・インドネシアからの訪日外客数は、2015年に 50万人を超えたと報告しています。

その背景には、エア・アジアなど東南アジア諸国と日本を結ぶLCCによる直行便の増便に加え、2013年の訪日ビザ緩和策を背景に、中東からの観光客が増えています。

「ムスリム」とはイスラム教を信仰している人、唯一神、アッラーに身を委ねている人のことを指します。アジア、中東、北アフリカなどのイスラム圏はもちろん、ヨーロッパや欧米にもムスリム人口は広く分布しています。

その数は約20億人と言われております。そのため、文化背景、食事の趣向も様々です。しかし、同じ信仰を持ち、同じ教えのもと同じ行為を日常的に行うことから、共通の性質はあります。

旅の醍醐味の一つに「食事」があります。単一民族の日本人と違って、世界の人々は信じる宗教も、文化も、食生活も異なります。特に宗教における考え方の違いは、時に戦争になってしまうこともあるぐらい、ナイーブな問題です。

イスラム教を信じる人々の食事は、基本的に全て「ハラール認証」されてなければいけません。『ハラール』とは「クルアーン(コーラン)」を聖典するイスラム法において合法である認証されたと言う意味です。

対する『ハラーム』とは「不法である」「禁止された」という意味です。ハラール・ハラームをすべてを決めるのは、イスラム教の神様「アラー」とされています。

イスラム教徒の方の食事面で禁止されているものは「豚肉/犬肉」「お酒」の二つです。お酒に関連しますが、アルコール消毒もNGとなっています。

イスラム教の人たちは、豚はけがれた動物という意識があり、絶対に食べません。イスラム教の人たちが豚を毛嫌いする理由はどろの中で転げ回り、なんでもたべるからとのこと。そのほか、敵対する民族の家畜だったからなど、諸説あるようです。

実はユダヤ教徒も豚を食べません

ユダヤ教の国「イスラエル」には、豚は動物園に一匹だけ飼われているとか。日本に来日しているユダヤ教を信じる留学生に出会ったことがありますが、きっぱりと豚料理は断っていました。

下記がユダヤ教が豚肉を禁止している理由です。

●美味しいものを避けることによって、大食の罪を回避するため。

●豚は雑菌が多く、当時の保存法では問題が多かったため食することが禁じられた。

●他の宗教を信じる人の中で、豚を神聖視する人たちがいたので差別化を図った。

などなど、さまざまな理由づけがあるようですが、豚を食べることで人間の本能がもろくて簡単に壊れやすいことが念頭に置かれているようです。

その他の食事規定がある宗教

●ジャイナ教

インドにおよそ420万人の信者がいるといわれています。商業関係の仕事に就く人が多く、海外で活躍しているビジネスマンが多数います。

ジャイナ教は、殺生を徹底して禁じており、肉、魚介類、卵を食べるのを禁じています。また、野菜のうち根菜類(たまねぎ、にんじん、じゃがいも)を食べません。掘り起こす際に、土中の生物を殺してしまうのを避けるためです。

●モルモン教

カフェイン入りの飲料(コーヒー、緑茶、紅茶)とアルコールの摂取を禁じています。

●観道(天道)

台湾で広く信仰されている宗教です。肉、魚介類、卵、乳製品、五葷(ネギ属ネギ科の植物。ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、アサツキがこれに該当します)は食べません。台湾では、人口の10%以上が観道信者と言われています。

まとめ

イスラム教やユダヤ教では、豚は「けがれている」とされ、食べることを禁じています。東南アジアや、中国、オーストラリアなどでは豚は結婚や新年の祝いなどの儀式で捧げる家畜として扱われてきました。食習慣には、その国の宗教や文化が深くかかわっているのです。信じる宗教によって食事規律があることは事実です。

ですが、実際は食事規定をどの程度守って暮らすかには個人差があります。同じ宗教でも、徹底して守る人がいる一方で、比較的緩やかに実行する人もいます。○○教の人だからこれはダメ。あれはよし。という考えに必要以上にとらわれることはないでしょう。

外国人の方には「食べる」「食べないか」気軽に聞くのが良いのではないでしょうか。

 

 

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